ハゲで落ち込んだ事

髪の毛が薄くて落ち込んだこと|育毛ハゲタカ記

ハゲが気になってからというもの、かなりショックで落ち込みました。

 

自信をなくした「育毛ハゲ」はまるで抜け殻のようで、それまでは一緒に食事でもと声をかけていた親しい女友達に気軽に声をかけることが出来なくなっていたのです。

 

陰でハゲに誘われた……そんな風に言われていたらどうしようと考えてしまうようになりました。

 

そんな余計な心配をするくらいなら、一人でいた方が楽じゃないかというのが結論。

 

街を歩いていても、頭のあたりを皆が見ているのではないかと気になって仕方がなく、薄毛にはヘアカラーは禁物なんじゃないか……鏡に映った自分にそう問いかけます。

 

髪色を黒に戻そう、そう思いながらも今急に戻したりしたら薄くなった髪を意識して?……そう思われないだろうか?

 

というマイナス思考の連鎖が今度は始まりました。

 

寝ても覚めても髪のことばかり。

 

これではいけないと分かっているけれど、自分でも止められません。

 

とりあえず学生の自分でもすぐに出来る対処方法として、薄毛用のシャンプーを購入してみました。

 

店頭で選ぼうかと思ったけれど、店員が寄ってくるのですぐに止め、インターネットで薄毛用シャンプーを購入することの虚しさといったら。

 

希望

 

けれど、まだ希望もありました。

 

あくまでも自己判断ではあるけれど、危ういのはまだ頭頂部だけです。

 

今の長めの髪ならセットによってはなんとか隠すことも可能であるし、この早い段階で専用のシャンプーを使用すればきっとすぐに食い止められるはずです。

 

若い私は小さな薄毛対策を講じたことで、すっかり治る気になっていました。

 

髪の様子

 

ところが、「育毛ハゲ」の髪の様子は一向に変化を見せませんでした。

 

彼女とも次第に疎遠になっていきました。

 

無理もないことです。

 

すっかり卑屈になってしまった私は、髪の切れ目が縁の切れ目とばかりにすべてを諦めてしまっていたのですから。

 

そんな私と一緒にいたって楽しい訳がありません。

 

明るくて爽やかな青年だったはずの私は消えていました。

 

そして、自暴自棄になり酒に走るうちに痩せていた体型までもが醜く太っていきます。

 

髪の毛が薄くて落ち込んだこと|育毛ハゲタカ記

ハゲでデブなんて最悪だと、分かってはいるけれど、ぶつけようのない思いは食と酒に向いてしまいます。

 

それでもデブならまだ希望があります。

 

頑張ってトレーニングをすれば確実に痩せられるのですから。

 

白髪だって、多少面倒ではあるけれど、自宅で染めることが出来ます。

 

けれどハゲは……絶望でしかありません。

 

しかも私はまだ20代の学生なのですから。

 

年相応なら諦めもつきます。

 

それなのに……この年から髪を気にして生きて行かなくてはいけないなんて。

 

地獄のようでした。

 

周りが髪の毛を気にするようになるまで、一体あと何年あるんだろう?そう考えると嫌でも心が重たくなります。

 

そんな時に限ってタイミング悪く、

 

「すみません、今30代の方にアンケートを行っておりまして」

 

髪の毛が薄くて落ち込んだこと|育毛ハゲタカ記

 

突然アンケートを集めている女性に声をかけられる出来事がありました。

 

失礼な、まだ学生ですよ。

 

そう言いたい気持ちも、薄毛のせいで声にはなりません。

 

世間から見た自分はきっとすっかり老けてしまったのでしょう。

 

黙って用紙を受け取ると、全く関係のない設問を埋めてやりました。

 

年上を見るような目で私を見ているこの女性の方が、おそらく自分よりも年上であることを知りながら……。

 

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